2018年に向けたSEOの動向と対策。グーグルの公式発表まとめ

SEOのこれまでの動向をひたすらにウォッチをして、これまでの検索順位の変動をさかのぼれるようにしていこうと思います。

特に2018年に影響が出てきそうな部分にフォーカスして、ご紹介していきます。

 

 

定期購読サイトの場合は月額課金で月10件まで無料にすることを推奨(2017年10月公表)

これまで、初めから有料だったコンテンツをグーグルに表示させるために、グーグルに見せるコンテンツとユーザーに見せるコンテンツを切り分けて悪いSEO対策をする業者が存在していました。しかしそれはポリシー違反です。グーグルやユーザーに良い体験をしてもらうため、以下の2点の指針を示しました。
 1 か月に 10 件提供する方が、件数の変更がユーザーに及ぼす影響が小さく、件数を柔軟に調整できる
Google では、無料サンプルの数を 1 か月あたり 10 件から始めることを推奨

 

医療や健康に関連する検索結果のは医師などのプロの投稿が上位表示されるように変更(2017年12月6日)

2017年12月6日水曜日にグーグルの公式サイトにて、医療従事者や専門家、医療機関等を上位表示するように、健康に関連する検索のおよそ 60% に影響する変更を行ったことを公表しました。
それ以外の情報についても、今後対応を検討しているとのこと。
これらはみんなご存知のDeNAのウェルク問題による影響と考えられます。

 

 

モバイルファーストインデックスをいよいよ開始(2017年12月19日)

2017年12月19日火曜日にグーグルの公式サイトにて、モバイル ファースト インデックスに向けてサイトを準備するためのヒントを公開しました。2016年11月5日土曜日にモバイル優先にする実験を開始することを公表していましたが、今回の公表の中で部分的に以降を開始したことを公表しました。まずはモバイル ファースト インデックスに対応しているサイトから移行していく予定としていますが、将来的な完全以降までにスマホ対応をしない場合には世の中から亡き者として扱われる可能性が出てきます。

 

 

AMP対応ページの拡充は2018年2月までに対応をすべし

2017年11月28日火曜日のグーグル公式ブログによると2018 年 2 月 1 日以降AMPページを通常のサイト同様のないようにすることを求める公表を行いました。ゆえに、AMPページの内容が乏しい場合には、AMPページを表示しない対応を取る可能性があります。AMPでは実装できない動きなどもあり、開発工数の上昇などから対応を先延ばしにしてきたサイトも多いかもしれませんが、今後充実したAMPサイトが増加することにより、AMPを検索順位の要件に含めることも大いに可能性があります。現状

AMP はランキング要素ではなく、AMP に関する掲載順位のポリシーに変更はありません。

という明示がありますが、今後永続的な話ではないと想定されますので、注意が必要です。

※AMPページとは、読み込み速度を最短に抑えるように設計されたページのこと

出典:グーグル ウェブマスター向け公式ブログ

グーグルのクロール性能がアップしJavaScriptを読み込めるように。AJAX読み込み後ページを用意する必要がなくなる(対応は2018 年の第 2 四半期から)

これまでJavaScriptの読み込みは不十分だったために、JavaScript表示後のページを作成しておく必要がありました。グーグルのクローラーの精度向上によって、クローラー向けのページを作成する必要がなくなります。対応は2018年第2四半期からということですので、今から新設する場合には対応に悩むところですが、影響度が少ないページであれば無理しなくても良いかもしれません。

出典:グーグル ウェブマスター向け公式ブログ

 

2018年に向けてできるSEO対応まとめ

  • 一部だけでも無料公開
  • 専門家による内容
  • スマホ対応必須
  • AMP対応を充実
  • JS対応なんていらない

取り上げませんでしたが、SSL対応は必須です。またフェイクニュースも劣後するようなロジックの修正がなされています。

何れにしても、良いコンテンツを専門的に紹介していくことが、メディアとしてのブランディングになるだけでなく、各本人のブランディングにもつながります。イノベーターズにこの段階で参加いただいた方は情報感度の高い方だと考えられます。誰でも投稿いただけますので、ぜひご自身のノウハウをご提供ください。

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